遺品整理で後悔しない、残すとよいものをご紹介
あれも大事、これも必要と残しておきたい気持ちはわかりますが、全てを残しておくのは難しいです。
後悔せずに上手に遺品整理を行う方法をご紹介します。
遺品整理をしている時は悲しさが込み上げてくるでしょうが、故人の私物を丁寧に片付けていくことで自分自身の気持ちの整理もできます。
生きていた証となるものと向き合って心を込めて整理しましょう。
□段取りの計画
アパートや賃貸マンションに住んでいた場合、業者へ部屋を受け渡さなければならなかったりと、案外時間が無かったりもします。
速やかに部屋の受け渡しができるようにある程度段取りを計画しておくべきです。
□残す基準は思い出
残しておくものの基準となるのは、故人が大切にしていた思い出の品であったかどうかで、衣類は衣装持ちの方であった場合、かなりの量がしまい込んであると予想されます。
よく気に入って着ていた服や、故人の趣味につながるような衣類は残しておくと良いでしょう。
故人の字が書かれているものも保管しておきたいです。
いつもこの場所で字を書いていたな、とふと思い出にふけったり、字を見ることで故人を思い出すきっかけになるかもしれません。
□代表的な遺品
代表的な遺品といえば、やはり写真です。
その時その瞬間を写真におさめたもの、過去はもう戻ってきませんのでアルバムにしっかりと整理して残しましょう。
事務的なものでいえば、書類関係です。
銀行の通帳と印鑑、クレジットカードやキャッシュカードなどの金銭類は早めに手続きを済ませるべきです。
また、健康保険証、マイナンバーカード、パスポートも同様に法的手続に関する内容は期日が設けられていますので優先的に処理していきましょう。
故人がアパートや賃貸マンションで一人暮らしの場合、ガスや水道、電気などのライフラインの停止手続きも忘れずに行なう必要があります。
その他、契約書類や不動産の権利書類、有価証券の有無も確認を行います。
価値の高い宝石や貴金属、美術品はよく話し合ってから残すべきか決めましょう。
故人がどれだけ大切にしていたかということや、一族にとって歴史的に価値がある場合、家族にとってかけがえのないものであるのかということをしっかりと話し合ってから処分すべきです。
□プロに依頼するという方法
親族のみで整理する方法はもちろんですが、プロに依頼するという方法もあります。
自分たちで整理を行うと、丁寧に仕分けができ費用がかからないのですが、気持ちの整理がつかず、さらに寂しさを感じてしまったり、時間と手間が多くかかってしまうという問題があります。
遺品整理士という資格を持つ方が、遺品の仕分けだけでなく、手続きも受け持ってくれるので安心して任せることができます。