遺品整理は何から始める?必要な準備とは
遺品整理を経験したことのない人は、何から始めたらよいのかきっと見当もつかないことでしょう。
なにしろ遺品というのは、亡くなった人の一生分の思い出が詰まったものが、山ほどある場合が多いからです。
それに、長く生きた人のほうが、より遺品も多くなります。
生前に終活をしてから亡くなった場合には、遺品も少ないかも知れません。
しかし人は突然亡くなってしまう場合もありますので、終活をしていない人も数多くいることでしょう。
ではいったい何から始めればよいのでしょうか。
□部屋や家を見極めよう
まずは亡くなった人の部屋や家の状態を、見極めることから始めてみてはいかがでしょうか。
もしその家が賃貸の場合ですと、家賃も払い続けなければなりませんので、どうしても遺品整理を急ぎたくなることもあるでしょう。
しかし持ち家の場合は比較的ゆっくりと出来ると思います。
そうはいっても遺品整理をする人も仕事や普段の生活で忙しいことが考えられますので、遺品整理に時間を取るわけにはいきません。
ですから亡くなった人の荷物の場所や量を把握することから始めるとよいでしょう。
そしてもし一人で片付ける事が出来る量であればそれで構いませんが、無理であれば専門の業者に依頼するという手もあります。
□捨てる、残すの選別
次にするべきことは、遺品の中から捨てるべきものと、残すものの選別です。
これは重要な作業です。
なぜならばその中には価値のある物も含まれている可能性も考えられるからです。
生前財産を残した人であれば、価値のある物が含まれている可能性は高まります。
あまり期待してはいけませんが、その選別の作業をしてみましょう。
□一人か、手伝ってもらうか
そして次に自分一人で作業を進めるのか、他人に手伝ってもらう必要があるのかを考えます。
手伝ってもらう場合は身内の人でも良いですし、専門業者に依頼することもありです。
それからいよいよ準備に入ります。
遺品整理に時間を掛けたくなければ、短時間で要領よくこなさなければなりません。
ですから貴重品はどのように保管するか、ゴミはどのように捨てるかを考えましょう。
それがすんだらいよいよ作業日を決めて整理に取り掛かります。
できれば目標の日にちを決めて、無理のないような日程を考えておいてからのほうが良いです。
作業は予想以上に大変で手間がかかる場合もあるので、余裕を持った行動をとるようにしましょう。
□最後に
このように一連の流れを考えてから、行動しましょう。
中には重い物もありますので、体を痛めそうであれば、専門の業者に依頼する方が良いかもしれません。
もちろん、思い出の品物を感傷に浸りながらゆっくりと選別するのも良いかもしれませんね。