効率的な遺品整理をするために大切な順番を解説
亡くなった人の遺品整理はどこから手を付けるべきか分からないものですが、処分すべきものかそれとも残すべきものか、そのあたりが整理されずに放置されていることがほとんどです。
そこでまず行いたいことは、捨てるべきものか、形見として残すか、それとも買い取ってもらうかを大まかに分けていくことです。
こうすることで効率的に遺品整理を行えるだけでなく、1つずつ判断をして時間を多く割くことを防ぎます。
□貴重品のチェック
その時に順番とは関係なしにチェックしておきたいのは貴重品です。
相続税などの兼ね合いもあり、早めに見つけておくことで相続人で分け合う際に相談がしやすくなります。
例えば本人名義の通帳や印鑑、本人の資産にあたるもの、免許証などの本人確認書類などは絶対に必要です。
いきなりこれらを見つけることは大変でも、遺品整理を行っていく流れで見つかるものです。
貴重品がありそうなところから手を付けていくというのもおすすめです。
□場所に順番をつけて整理
効率的に行っていくには片づけをする場所の順番も大事です。
一戸建てに住んでいるケースでは1日で終えることは難しく、1日でやろうとすると逆に混乱します。
そこでよく故人が生活をしていたエリアや仕事などをしていた場所などを1つずつ整理していくことで効率よく遺品整理が行えます。
みんなで一斉に行おうとすると様々な場所でこれは捨てるべきかどうかという話になりがちです。
それを1つずつ片づけていくことで本来残すべきものを捨ててしまったということにはなりません。
□廃棄は専用の会社にい依頼するのがオススメ
これらの作業を経て形見や買取、廃棄などに分別できますが、実際に廃棄をする場合は専用の会社に依頼をするのがおすすめです。
ゴミの捨て方や廃棄の方法は各市町村、自治体で異なります。
同じ地域に住んでいれば自分たちで作業を進めても大丈夫ですが、離れた地域だった場合は捨て方やそのルールに四苦八苦することがあるので専用の会社に依頼をして廃棄を手伝ってもらうことがおすすめです。
□残すべきかは落ち着いてから
形見として残すべきか買取を依頼するかは家族や親族での話し合いになります。
このあたりは遺品整理が終わってある程度落ち着いた時期でも大丈夫です。
大事なことは亡くなった状態でそのままになっていた場所を整理することです。
ある程度作業が終われば個々にどうするかを判断していくだけになります。
いきなりその場で、形見で残すかどうかを判断するのは大変酷な話です。
廃棄すべきものは廃棄し、相続財産になりそうなものはまとめておけば、ゆっくりと形見のことを話し合えます。
そのために段取りをつけて効率的に作業を進めることが大事です。