滋賀でスマホの遺品整理はどうすべきなのか
滋賀で亡くなった家族のスマホの処理は、どうすれば良いのでしょうか。
スマホを処理するための生前の対策と、死後の処理方法を考えてみましょう。
□故人のデジタル遺品の処分
故人が持っていたパソコンやスマホなどを、デジタル遺品と呼びます。
最近はほとんどの人がスマホを持っているので、故人のスマホをどうするかが、遺族にとって悩みの種となっているようです。
スマホの中身を見るのは、故人のプライバシーを侵害することになるのでは?との声もありますが、そんな心配はいりません。
スマホ以外の故人の遺品は、手紙や写真や日記や手帳など、あらゆるものに遺族が目を通すはずです。
そうであれば、スマホのメールや画像やSNSを見ることも、手紙や写真や日記や手帳を見るのと同じですから、何も問題ないことになります。
デジタル遺品の中身を見るのに「個人のプライバシー」という概念を持ち出すなら、手紙や写真や日記、手帳を見るのも一切禁止する必要があります。
しかし、現実にはこれまでの長い間、どの家でも故人の手紙や写真、日記、手帳などを当たり前に見ていたわけですから、スマホも同じ扱いで何ら問題ないと考えるべきでしょう。
つまり、人は亡くなると遺族によって、すべて丸裸にされてしまうのです。
これは昔から続いてきたことですから、スマホが登場しても変わりません。
故人のスマホを見るべきではないとする意見の中に、以下のようなものがあります。
①個人情報が含まれている
②金銭が絡む契約の資料やデータがある
③仕事関係のデータがある
④故人と親しい人のやりとり・連絡先が残っている
⑤故人との思い出が残っている
⑥クラウドやSNSなどネット上にデータが残っている
①④⑤⑥については、遺族が故人の日記や手帳を見るのと同じです。
②と③については、遺族が故人の預金通帳や仕事で使っていたカバンの中身を見るのと同じです。
このように、スマホの扱いは、これまでどおり個人の手紙や日記や写真、手帳などを見ていたのと同様ととらえれば良いことになります。
これまで、亡くなった人の持ち物はすべて家族の目に晒され、故人のプライバシーはありませんでした。
これは、スマホも例外ではないということです。
スマホの持ち主が、自分の死後どうしてもスマホを見られたくないなら、エンディングノートにスマホを処分するように記載しておくと良いでしょう。
この場合のスマホの処分方法は、スマホをハンマーで破壊するのが一番簡単で確実な方法です。
ただし、エンディングノートに書いても、家族が絶対にスマホを見ないという保証はありません。
□まとめ
家族が亡くなると、手紙や写真や日記や手帳など、あらゆるものに遺族が目を通します。
長い間ずっとそうしてきた歴史がありますから、遺族がスマホを見るのも同じように容認されていると見るべきでしょう。
人は死んだ途端、あらゆる持ち物が家族の目に晒され、丸裸にされてしまいます。
つまり、故人にプライバシーはないのです。
日本では、これが長い間当たり前のこととしてまかり通ってきましたから、スマホも例外ではありません。
もし、自分の死後にスマホを見られたくなければ、エンディングノートに記載することをおすすめします。
しかし、それが守られる保証はありません。