相続で起こるトラブルとは?

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相続で起こるトラブルとは?

遺品整理や相続のことを考え始めている方、この記事は必見です。
遺品整理を行っていると、相続はどうするのかといった話に発展してきます。
しかし、相続は本当によくトラブルが起こるため、事前に予防しておくことをおすすめします。
そこで今回は、遺品の相続でトラブルを起こさないための予防策について解説します。

□遺品の相続でなぜトラブルが起きる?

遺品の相続でトラブルがおこる原因は大きく分けて3つあります。

1つ目は、遺品整理に慣れていない人が多いことです。
遺品整理は、普段から頻繁に経験することではありません。
そのため、遺品整理に慣れておらず、正しい遺品整理の仕方がわからない人が多いわけです。

2つ目は、遺品整理や相続はゆっくり考えている時間がないことです。
特に被相続人が賃貸住宅に1人で暮らしていた場合、すぐに遺品整理や相続が必要です。
この中で、7日おきにある法要や行政の手続きも行わなければなりません。
そのため、親族や遺族で相続について話し合う時間の確保が難しいです。

3つ目は、貴重品の捉え方が相続人によって違うことです。
遺品整理には、不用品と貴重品を分別する作業があります。
そのため、相続人が1人でない場合、それぞれの貴重品の考え方の違いが生まれます。
例を挙げると、マニアックな絵画やプレミア付きのゲームなどは好きな人が見れば価値があるものかもしれませんが、そうでない人にとっては不用品ですよね。

□遺品の相続でのトラブルを予防する方法とは?

では、上記で紹介したようなトラブルを予防するためにはどうすれば良いのでしょうか。
結論、最も効果的な予防策は親族と遺族で意見交換をすることです。

*意見交換はどのように行えば良いのか

ここでは、意見交換の際に気をつけていただきたい項目をご紹介します。

1つ目の項目は、意見交換の前に各々自身の考えをまとめておくことです。

2つ目の項目は、意見交換の際には、話し合いの進行役を1人決めておくことです。

3つ目の項目は、他人の話は最後までしっかり聞くことです。

4つ目の項目は、その話の中で、相手が何を求めているのかなど、考えをしっかりと把握することです。

5つ目の項目は、意見交換の際には意見を目に見えるようにまとめておくことです。

6つ目の項目は、その内容を見て、親族と遺族同士で合意を形成することです。

*意見交換の際に具体的な取り決めをしておく

意見交換の際に具体的にどんな取り決めをすれば良いのかわからないと思います。
そこで、ここでは取り決めをしておきたい内容をご紹介します。

1つ目は、親族と遺族同士で相続財産についての解釈を一致させておくことです。

2つ目は、誰が遺産を継承していくのかを決めることです。

3つ目は、それぞれの相続割合を考えることです。

4つめは、支払いの必要がある相続税を把握することです。
特にここが要注意でして、高額の多大な財産を継承したとしても、相続税がかかりすぎて負担が大きいといったことがあります。
そのため、それぞれ何を相続するとどの程度の相続税がかかってくるのか、しっかり把握しておきましょう。

□予防しなかったことによる相続トラブルの事例とは?

ここまで相続トラブルの予防策をご紹介してきました。
しかし、この予防策を実行していないと実際にはどのようなトラブルが起こるのでしょうか。
ここでは、その相続トラブルの事例を2つご紹介します。

1つ目は、現金が盗まれた事例です。
親族と遺族のみで遺品整理をしていた際のトラブルです。
その時、被相続人が隠していた現金がだれも知らない間に消え去っていたということがありました。
遺族側は親族の誰かの仕業と考え問い詰めましたが、親族はそれを認めませんでした。

最終的には、疑ったことによって、親族と遺族の関係が悪化しました。
結局犯人は判明しませんでしたし、結果として親族と遺族の仲が悪くなるという最悪の終わり方をしました。
事前にどういった遺産があるのかを、親族と遺族で把握しておけば、もしかするとこのような事態にはならなかったかもしれませんね。

2つ目は、遺品が勝手に形見分けされてしまった事例です。
形見分けは親族だけで行われるものではありません。
被相続人の友人にも遺品を譲ることが可能です。

親族の1人が被相続人の友人に生前のお礼にと、遺品の高級品を渡しました。
しかし、他の親族はこの事実を知らなかったため、勝手に他人に遺品を譲ったことにひどく腹を立てました。

このように、好意のつもりで遺品を譲っていたとしても、他の親族には迷惑行為であることは非常に多いです。
形見分けをする際に、親族それぞれの遺品に対する考え方をしっかり共有しておけばこのような事態は予防できたはずですよね。

□まとめ

今回は、遺品の相続でトラブルを起こさないための予防策について解説しました。
ご紹介した予防策を、しっかり事前に行っておき、トラブルにならないようにしておきましょう。
もし奈良県にお住いの方で遺品整理に関してお困りになった際には、ぜひ当社にご相談ください。

投稿者プロフィール

伊藤 輝夫
伊藤 輝夫代表取締役
クリーンアシストの伊藤輝夫です。
私たちは、遺品整理、生前整理、特殊清掃、家財整理、ゴミ屋敷の清掃、汚部屋の整理、御供養、御炊き上げなど様々なサービスを提供しております。
私たちの仕事は、ただ単に片づけることではありません。
お客様一人ひとりの状況や感情に寄り添い、心の整理もサポートすることに重点を置いています。

遠方にお住まいでスケジュール調整が難しい場合は動画や画像を用いた見積もり提出が可能でございます。
また、清掃したお家を売却や賃貸などの不動産として活用する場合は、リフォームを行なったり、活用のサポートをしたりなど柔軟に対応いたします。

私たちは、「片付け」をただの費用負担と捉えず、お客様が抱える負担を軽減する手段と位置づけ、ご自宅の品物を買取させていただくことで、実際に「助かる」と感じていただけるよう努めています。
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私たちクリーンアシストは、お客様の生活空間を清潔で快適な状態にするだけでなく、心の整理と癒しを提供することを大切にしています。
遺品整理や生前整理を通じて、故人の想いを大切にしながら、残されたご家族の新たなスタートを支えます。
特殊清掃や家財整理では、見た目の変化だけでなく、生活の質の向上を目指しています。
ゴミ屋敷や汚部屋の清掃は、ただ清潔にするだけでなく、お客様が新しい生活を送りやすい環境を作るお手伝いをします。

私たちは、一つ一つの作業を丁寧に、そして心を込めて行います。お客様一人ひとりのニーズに合わせた柔軟なサービスを提供することで、より良い生活空間の作り出すことを目指します。
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