相続放棄をしたら遺品整理はどうなる?関連性についてご紹介します!

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相続放棄をしたら遺品整理はどうなる?関連性についてご紹介します!

「相続を放棄した場合の遺品整理はどうなるの」
このように思われた方はいらっしゃいませんか。
遺品は相続を放棄したとしても、身内の方にとっては大切なものであるため、ご自身で処理されたいですよね。
今回は、相続放棄と遺品整理の関連性についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

□相続放棄のメリット・デメリットとは?

相続放棄はその名の通り、相続する権利を放棄することですが、一見デメリットしかないように見えますよね。
ここでは、メリット・デメリットについてそれぞれ解説します。
この章をしっかりと読んで相続すべきなのか、放棄すべきなのかをしっかりと判断しましょう。

*相続放棄するメリット

1つ目は、借金を背負わなくて良いことです。
財産を相続するというのは、預金や不動産だけでなく、借金も相続することになります。
例えば、相続する財産の中に多額の借金を抱えており、返済できる見込みがないものに関しては、相続を放棄することで借金を負わずに済みます。

2つ目は、身内間でのトラブルを避けられることです。
相続でよく起こるのが、身内間でのトラブルです。
財産が多い場合には、相続人同士で株の所有権や不動産の所有権などを取り合うケースもあるので、このようなトラブルを避けたい方には相続を放棄することがおすすめです。

3つ目は、相続に必要な手続きが省けることです。
遺産を相続すると、遺産分割協議書を作成して、不動産の名義を変更したり、証券口座を新しく開設したりとさまざまな手続きを踏むことが必要になります。

これらの手続きは大変時間を要するので、手間に感じられる方は避けた方が良いかもしれません。

*相続放棄するデメリット

1つ目は、すべての財産を放棄するということです。
相続は、自分にとって都合の良いものだけを相続できません。
そのため、借金があるからという理由だけで相続を放棄してしまうと後悔してしまう可能性もあるので、しっかりと考えたうえで判断する必要があります。

2つ目は、撤回や取り消しができないことです。
当然、相続放棄は法律に基づいて行われることなので、一度放棄してから撤回や取り消しを行うことは不可能です。
熟考してから判断するようにしましょう。

3つ目は、遺品の整理がしにくくなってしまうことです。
ただし、完全にできなくなるわけではありません。
次の章では、その関連性についてご紹介します。

□相続放棄をした後の管理義務はどうなる?

結論から申し上げますと、相続を放棄した後も新しく相続人となった方が相続財産を管理し始めるまではその財産を管理する必要があります。
しかし、管理に当たって相続人でないという点から注意しておかなければいけないポイントがいくつかあります。

*実家を勝手に売却しない

例えば、相続した不動産が空き家である場合にも管理が必要ですが、面倒だからといって勝手に解体や売却をしてはいけません。
勝手に売却・解体をしてしまうと、相続放棄が認められなくなってしまいます。

相続した財産を処分できるのは、あくまでも相続人のみなので、相続放棄をする方は財産の形状・性質を変えてはいけないためです。

*賃貸アパートの片付けも控える方が良い

被相続人が賃貸アパートに住んでいた場合には、貸主や管理会社から部屋を引き払うように求められることもあるでしょう。
その際に、部屋にある残置物の処理を勝手に行ってしまうと、相続の意思があると判断されてしまう可能性があります。

もし片づけをする必要がある場合には、貸主や管理会社に事情を説明して、対応してもらうことが大切です。

□相続放棄した後の遺産はどうすればいい?

前章で紹介したように相続放棄をした場合の遺産管理は難しい部分が多いですよね。
では、どのようなものであれば処理しても問題ないのでしょうか。

*形見分け

その方にとって思い入れはあるけれど、経済的に売却するとなれば値段が付かない遺品はたくさんありますよね。
そのような遺品は、多少価値があったとしても形見分けの程度であれば隠匿にはならないと裁判所が判断しています。

しかし、遺品の大部分を持ち帰ったり、処分したりした場合、隠匿したという判断になってしまうので注意が必要でしょう。

*日持ちのしないもの

遺品の中には、生前から保管されている日持ちのしない生鮮食品や飲料水がありますよね。
これらのものは腐ったら処分するというのが常識なので、食べたとしても問題ないでしょう。

他にも財政的に価値がとても少ないもので、保管場所をとってしまうという場合には、それを処分できるということも認められております。

□まとめ

いかがでしたか。
相続放棄をした後の遺品整理における判断は難しいことも多く、心配になられる方も多いですが、社会的な通念に従って判断するということも大切になってきます。
それでも、自分の管理が正しいのか迷われた際には、ぜひ当社までご連絡ください。
お待ちしております。

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