大量の食器を遺品整理するコツはある?片付け方法を紹介します!
遺品整理をする際、多くの方が悩むのが「食器」です。
食器がご自宅に眠っている方が多く、最も時間がかかってしまう整理です。
大量の食器がある場合、どのように遺品整理を行うのが良いのでしょうか。
今回は、これから遺品整理を行う方に向けて、食器の整理方法について紹介します。
□なぜ食器は溜まってしまう?
遺品整理に限った話ではありませんが、ご自宅の中で片付けをしようとした際、モノが多いと感じるのはキッチンではないでしょうか。
中でも食器が多く、お困りの方は多いでしょう。
では、なぜ食器は溜まってしまうのでしょうか。
食器が溜まってしまう大きな原因は、「頂き物の食器」です。
スペースや余白があると詰め込んでしまう傾向にあるのが人間です。
食器を頂く機会もあると思いますが、そのような食器は手放しにくいと感じてしまいます。
頂き物は、自分たちが社会生活をしている証拠であり、確実に存在した関係性を示す証拠となります。
物が少ない時代や苦労した経験をしてきた世代などが頂き物を大事にする気持ちをよく理解しながら遺品整理を行いましょう。
□食器を遺品整理する方法
数多くある食器を整理する方法について紹介します。
*売る
食器にもブランドがあり、まだまだ使用できるのに捨ててしまうのはもったいないです。
そのような食器は、売却することをおすすめします。
売却する方法としては、3つあります。
1つ目は、リサイクルショップです。
近くにあれば、店頭に持っていくと査定してもらえます。
その場で説明を聞くこともできるので、査定金額の理由が分かります。
しかし、量が多い場合は持ち運びが大変です。
最近では宅配便で送るだけで売れる宅配売却や出張買取などもあるので、それらを利用しましょう。
2つ目は、骨董品店です。
年代物の食器やアンティークなどは骨董品店に持ち込むのがおすすめです。
鑑定結果で骨董品に相当する品とされれば、買い取ってもらえます。
しかし、骨董品には定価や相場がないため、想像以上の値段がつくこともあれば、全くつかないこともあり、注意が必要です。
3つ目は、フリマアプリです。
自分で値段をつけ、商品の写真を撮影してアップロードするだけで売ることができます。
スマホがあれば簡単にできるため、忙しく時間がない方にはおすすめです。
*寄付する
食器とは言え、遺品なので捨てるという方法はできるだけ避けたいでしょう。
そこで、寄付をするという方法があります。
世界には物資の不足により、食器を必要としている国がたくさんあります。
発展途上国に食器を寄付することで有効活用する取り組みを行っている団体があるので、1つの選択肢として検討してみましょう。
*リサイクルする
陶磁器の食器であれば、リサイクルすることが可能です。
このリサイクルとは、食器をそのまま他の人が使用する「リユース」という意味ではなく、不要な食器を「素材」として再利用し、新たな食器を作るものです。
食器リサイクルの方法としては、不要になった陶磁器を土に変え、新しい食器にするものです。
素材を集めるために全国の会社やカフェなどが参加し、使用済みの陶磁器回収が行われています。
自治体でも回収をしているところあるので、一度問い合わせてみましょう。
□遺品整理ができないときの対処
遺品整理ができない原因は、心理面や体力面、時間などでしょう。
それぞれの対処法について紹介します。
1つ目は、心が落ち着くのを待つことです。
心理面から、遺品整理ができないときは時間を置いてみましょう。
死後や49日法要後はすぐに遺品整理ができないのは当然のことです。
気持ちに整理がつかない場合、遺品を見るだけで故人との思い出に浸ってしまうので思うように進まないでしょう。
まずは、時間が許す限り時間を置いてみることをおすすめします。
2つ目は、3人以上で遺品整理を行うことです。
3人以上で進めることで、ダイニングテーブルやベッドなどの大型家具も処分できるようになります。
遺品整理ができない理由として、体力が挙げられますが、孫や子供、兄弟と一緒に進めることで体力面は助かるでしょう。
人数が多ければ多いほど、作業も効率的に進められます。
3つ目は、時間をかけて進めることです。
時間をかけて進めることで、着実に遺品整理を終えることができます。
遺品1つ1つとゆっくり向き合いながら仕分けを行うことは故人の供養にも繋がります。
加えて、自分自身の気持ちにも区切りをつけやすくなるでしょう。
特別な期日が決まっていない場合は、半年から1年以上かけて丁寧に遺品整理をしても問題ありません。
ご自身が納得できる形で遺品整理を行いましょう。
□まとめ
大量に食器があるとは言え、故人の遺品なので捨ててしまうのは寂しい気持ちになるでしょう。
そのため、捨ててしまうのではなく、売ったり、寄付をしたりなどで新たに使ってもらう人を探すのも1つの方法です。
また、リサイクルする方法もあるので、ご自身が後悔しない選択をしながら、遺品整理を行ってください。