遺品整理でパソコンのパスワードが分からないときはどうするべき?
故人が所有していたパソコン内のデータを確認する際、パスワードを解除できずにお困りの方が多いのではないでしょうか。
パスワードが不明なままだとパソコンの中にあるデータを取り出せず、遺品整理を進められなくなってしまいます。
パソコンのパスワードを解除できない場合、どのように対処する必要があるのかを見ていきましょう。
□遺品整理でパソコンのパスワードを解除できない際の問題点とは?
パソコンには、故人のさまざまな重要データが保存されているため、アクセスできなかった場合、金銭的な被害や精神的な被害を受ける可能性があります。
具体的に、どのような問題があるのでしょうか。
1つ目は、写真データを取り出せないことです。
パソコンのパスワードが解除できない場合、遺影にぴったりな写真を見つけられない可能性があります。
最近は写真を現像せず、データとしてパソコンやスマホに保存している人が多いのではないでしょうか。
家族や友人が所有している写真の場合、故人が1人で写っている写真がなかったり、昔の写真しかなかったりする場合があり、遺影にふさわしい写真を見つけられません。
また、家族で撮影した写真を故人が管理していた場合、大切な思い出である写真を見られないということも起こり得ます。
2つ目は、故人の交友関係を把握できないことです。
故人の交友関係が分からない場合、友人に訃報の連絡ができなくなります。
デジタルのアドレス帳が主流の現在、書面で連絡先を確認することが難しくなっています。
年賀状や電話帳などで確認する方法もありますが、利用している人は少なくなっているため、全ての友人に連絡できるとは限りません。
故人からの連絡が途絶え、相手を悲しませてしまったり、迷惑をかけてしまったりするため、それらを防ぐためにもデジタル遺品へのアクセスは重要となります。
3つ目は、仕事のデータを取り出せないことです。
故人が仕事で使用していたパソコンのパスワードが解除できない場合、重要なデータを取り出せないため、取引先や自社に損害を与える危険性があります。
また、仕事の引継ぎを円滑に進められなくなることもあります。
そのため、仕事上のデータが入っているにもかかわらず、パソコンを解除できない場合は大きな問題となるでしょう。
□パソコンにログインできないときはどうする?
パソコンをログインできない場合の問題について紹介しましたが、ログインできないときはどのような対処が必要なのでしょうか。
1つ目は、まず考えられるパスワードを手当たり次第入力することです。
故人が高齢者の場合、誕生日や結婚記念日、家の電話番号の下4桁などの忘れにくい数字をパスワードとして設定している方が多いです。
しかし、機種によっては入力回数によってデータが消えてしまうこともあるので、慎重な対応が必要です。
また、故人がパスワードをノートに記載していることもあるので、メモや手帳も確認してみましょう。
2つ目は、デジタルデータを扱っている業者に依頼する方法です。
どうしてもパスワードを解除できない場合、デジタル遺品のデータ復旧や整理や削除を専門にしている業者に依頼しましょう。
デジタル機器やデータを扱うことに自身がない方は、無理せずに相談してみましょう。
□パスワードを解除できたらやるべきこと
パソコンのパスワードを解除できたら、するべきことがあります。
1つ目は、パスワードの変更・削除を行うことです。
今後も故人のパソコンを使用する場合は、パスワードを変更・削除することをおすすめします。
WindowsやMacなどでログインのパスワードを変更する方法は異なるので、故人のパソコンの種類を確認して変更・削除を行いましょう。
2つ目は、故人のデジタル遺品を把握することです。
デジタル遺品は以下のようなものが挙げられます。
・有料会員サービス
・電子マネー
・ネットバンク
・仮想通貨
・マイレージ
・各種ポイント
・FX
有料会員のサービスは、解約しない限り料金が発生します。
お金がもったいないので、必ず確認するようにしましょう。
デジタル遺品はブックマークやメール、閲覧履歴などから発見できる可能性があるので、それらをチェックしてみましょう。
3つ目は、故人のアカウント情報や不要なデータを削除することです。
今後利用予定がないデータや故人のアカウント情報などは削除しておきましょう。
削除しなかった場合、以下のような危険性があります。
・SNSの乗っ取り
・個人情報の漏洩
・クレジットカードの悪用
・画像の流出
このようなトラブルが起こらないよう、故人のアカウントやデータは削除しておくようにしましょう。
□まとめ
パソコンのパスワードを解除できない場合、重要データを取り出せず、さまざまなトラブルが起きてしまいます。
ログインできない場合は、まず考えられる数字を挙げたり、故人のメモや手帳などがないか確認したりして解除を試みてみましょう。
そして、解除できた場合は故人が契約している有料会員を把握し、解約手続きを行いましょう。
クリーンアシストの伊藤輝夫です。
私たちは、遺品整理、生前整理、特殊清掃、家財整理、ゴミ屋敷の清掃、汚部屋の整理、御供養、御炊き上げなど様々なサービスを提供しております。
私たちの仕事は、ただ単に片づけることではありません。
お客様一人ひとりの状況や感情に寄り添い、心の整理もサポートすることに重点を置いています。
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さらに、社会貢献活動として被災地への毛布寄付なども行っており、地域社会への貢献も忘れません。
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遺品整理や生前整理を通じて、故人の想いを大切にしながら、残されたご家族の新たなスタートを支えます。
特殊清掃や家財整理では、見た目の変化だけでなく、生活の質の向上を目指しています。
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私たちは、一つ一つの作業を丁寧に、そして心を込めて行います。お客様一人ひとりのニーズに合わせた柔軟なサービスを提供することで、より良い生活空間の作り出すことを目指します。
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