遺品整理に保険は適用される?適用できる保険とは

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遺品整理に保険は適用される?適用できる保険とは

孤独死に遭遇した場合、とても大変なのが遺品整理や清掃についてです。
特に、賃貸物件に住んでいた方は、部屋の原状回復についても早く行わなくてはなりません。
実は、遺品整理は保険適用で賄える場合があることをご存じですか。
今回では、どういった場合に保険適用されるのかについて解説していきます。

□遺品整理で保険が適用されるケースとは?

保険が適用されるケースは大きく分けて5つあります。

*少額短期保険

この保険は少額の掛け金で短い間加入する保険です。
基本的にこの保険は、賃貸契約時に加入することが多く、火災や落雷などの被害に対応しています。
賃貸物件の大家さんに聞けば加入しているかすぐに確認することができます。

*孤独死保険

この時には、保険で特殊清掃の費用を賄えます。
孤独死保険には家主型と入居者側の2つのタイプがあります。

家主が加入する場合は、孤独死で生じた損害について保険が適用され、原状回復費用も補償されます。

入居者が加入する場合は、特殊清掃の費用について補償されます。
ただし、遺品整理の時の費用については保険によって保障されているか異なるため、確認が必要です。

*火災保険

火災保険も少額短期保険と同様に、特殊清掃の費用が賄える場合があります。
少額短期保険と同時に加入する場合がほとんどですが、賃貸物件に住んでいても個人で契約する場合があるため、火災保険に入っているか把握しておきましょう。

*生命保険

この保険は多くの人が加入しており、火災保険や少額短期保険に入っていなくても、生命保険だけは加入しているといった場合が多いです。
この保険は加入者が亡くなったときに支払われるもので、お葬式の費用に充てる人が多いですが、用途は定められていないため、遺品整理に充てても問題ありません。
ただし、お葬式以外にもお墓や引っ越しにもお金がかかるため、遺品整理まで十分に補えるとは言い切れません。

*その他、遺品整理に関する保険・特約

特約は、加算保険金500円程度で、死後に支払われる保険金が30万程度支払われます。
ただし、遺品整理に関する特約は特殊清掃にかかる費用は保障されないため、注意が必要です。

□孤独死保険について

ここでは、先ほどご紹介した中にあった「孤独死保険」について詳しくご紹介します。

この保険は、孤独死した現場の原状回復をしなければならない大家さんに金銭的補償をするものです。
この保険の特徴は、掛け金が少なく、1年から2年以内と保険期間が短いことです。
遺品整理や特殊清掃、リフォームに充てる保険金が下りるため、大家さんが負担することなく、部屋を回復できます。

家主型は、部屋ごとの契約で掛け金は家賃の総額から計算します。
遺品整理や特殊清掃に限らず、孤独死によって支払われなかった家賃についても補償されます。
しかし、これは家主や管理会社が掛け金を支払うため、月々の負担はかかることがデメリットと言えます。

入居者型は、家財保障・損害賠償保障のみの場合と修繕費用補償まで含む場合があります。
どちらの場合も、遺品整理と特殊清掃については補償されます。
契約期間が2年のものだと、掛け金の総額が1万3000円から2万円ほどのものが多く、1億以上の保険が下ります。
入居者が加入することで、大家さんが保険金を負担しなくて済む点がこちらのメリットです。

反対にデメリットは、家賃の損失が含まれていないことや、保険解約者は死亡しているため、保険請求を相続人に対して行わなければいけない点です。
相続人がいない場合には、保険金の支払いを求められませんので、別途特約があるか確認しましょう。

□孤独死保険の選び方

孤独死保険はものによって補償範囲が異なるため、ここでは、孤独死保険の選び方について3つのポイントをご紹介します。

1つ目に補償範囲についてです。
入居者型は、家財保険の特約となるため、自然災害により生じた損害も補填できます。
一方、家主型は、リフォームだけでなく、部屋の家賃についても保証してくれるものもあります。
孤独死保険は、部屋の中で死亡することを想定した保険なので、他の場所で亡くなったときに保障されないことがあることに注意しましょう。

2つ目に補償金額についてです。
補償金額は状態や契約内容によって異なりますが、遺品整理の費用の平均は21万円ほど補償されるのが平均的です。
最大では180万円の補償もあるため、その範囲内か、またはそれ以上の保険を選ぶようにしましょう。

3つ目に、家賃の補償期間・内容についてです。
孤独死した後の部屋はとても売れにくいため、大家さんにとっては重要なポイントです。
事故発生からどのくらいの期間まで家賃補助が下りるのか、家賃を下げて売り出すときにその損失分を補ってくれるかなどを確認すると良いでしょう。

□まとめ

遺品整理は、保険によって保険適用になることがあります。
何の保険に加入していたかにとって、補償内容は変わるため、確認しましょう。
当社では、お客様のご要望に沿ったご提案をしておりますので、ぜひ1度、ご相談ください。

投稿者プロフィール

伊藤 輝夫
伊藤 輝夫代表取締役
クリーンアシストの伊藤輝夫です。
私たちは、遺品整理、生前整理、特殊清掃、家財整理、ゴミ屋敷の清掃、汚部屋の整理、御供養、御炊き上げなど様々なサービスを提供しております。
私たちの仕事は、ただ単に片づけることではありません。
お客様一人ひとりの状況や感情に寄り添い、心の整理もサポートすることに重点を置いています。

遠方にお住まいでスケジュール調整が難しい場合は動画や画像を用いた見積もり提出が可能でございます。
また、清掃したお家を売却や賃貸などの不動産として活用する場合は、リフォームを行なったり、活用のサポートをしたりなど柔軟に対応いたします。

私たちは、「片付け」をただの費用負担と捉えず、お客様が抱える負担を軽減する手段と位置づけ、ご自宅の品物を買取させていただくことで、実際に「助かる」と感じていただけるよう努めています。
さらに、社会貢献活動として被災地への毛布寄付なども行っており、地域社会への貢献も忘れません。

私たちクリーンアシストは、お客様の生活空間を清潔で快適な状態にするだけでなく、心の整理と癒しを提供することを大切にしています。
遺品整理や生前整理を通じて、故人の想いを大切にしながら、残されたご家族の新たなスタートを支えます。
特殊清掃や家財整理では、見た目の変化だけでなく、生活の質の向上を目指しています。
ゴミ屋敷や汚部屋の清掃は、ただ清潔にするだけでなく、お客様が新しい生活を送りやすい環境を作るお手伝いをします。

私たちは、一つ一つの作業を丁寧に、そして心を込めて行います。お客様一人ひとりのニーズに合わせた柔軟なサービスを提供することで、より良い生活空間の作り出すことを目指します。
クリーンアシストは、お客様の「清潔な空間での新生活」を全力でサポートします。

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