遺品整理をするときに部屋のお祓いはするべき?供養との違いは?

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遺品整理をするときに部屋のお祓いはするべき?供養との違いは?

遺品整理をこれから行う方は、お祓いをするべきか悩まれる方は多いのではないでしょうか。
また、供養と何が違うのかよく分からないという方もいらっしゃるでしょう。
スムーズに遺品整理を進めるためにも、きちんと把握しておきましょう。
そこで、今回はお祓いと供養の違いやお祓いの必要性、依頼先を紹介します。

□お祓いと供養の違い

お祓いと供養は同じものとして認識されることが多いですが、実は少し異なります。
では、どのような点が異なるのでしょうか。

*お祓いは「部屋」に、供養は「遺品」に

お祓いは部屋に対して行い、供養は遺品に対して行うものだとされています。
ここでは「部屋」と表現しましたが、もちろん家や土地に対して行うこともあります。
簡潔に言うと、お祓いは「場所」、供養は「物」が対象になっています。

そこで持つ疑問は、「両方するべきか」ということです。
結論から申し上げますと、お祓いはやるかやらないかは自由であり、供養は基本的に行うものとされています。
お祓いは死因が病気であったり、自然死だったりした場合は行いませんが、孤独死や自殺、殺人などの特殊な亡くなり方の場合は行うケースが多いです。

*お祓いは「神道限定」の儀式

「場所を清める」という考え方は、神道でも仏教でもあります。
ただし、「お祓い」という言葉は神道のみで使用される言葉です。

仏教で部屋を清めることは、「加持祈祷」と言います。
遺品整理でも仏式にこだわりがある方は、お祓いではなく、加持祈祷をします。
しかし、日本ではあまりそのようなこだわりを持つ方は少ないので、神道であるお祓いをする方が多いです。

□遺品整理をする際に部屋のお祓いをする理由

お祓いと供養の違いについて解説しましたが、遺品整理においてお祓いをする必要はあるのでしょうか。
ここでは3つの理由を紹介します。

1.遺族の気持ちを整理するため

故人の部屋をそのまま使用したり、売却や賃貸に出したりするにも、そのままの状態だと平常ではいられないという遺族も多くいらっしゃいます。
そのような遺族の気持ちを整えるためにもお祓いは行われます。
故人が生前大事にしていたものや場所は、故人の気が集まりやすいので、それを防ぐためにもお祓いをすると良いでしょう。

2.近所や大家のため

故人が孤独死してしまった部屋は、誰でも不吉に感じるでしょう。
もし、遺族の方が気にしていなくても、近所の方や大家さんは気にする可能性が高いです。
そのためにも、遺族の方が部屋のお祓いをするのが良いでしょう。
必ずしなければならないということではありませんが、トラブルを避けるためにも行う方が賢明です。

3.物件を売却、賃貸しやすくなる

故人が使用していた部屋を売却したり、賃貸に出したりすることもあるでしょう。
死因が突然死や自殺などの場合は、借り手や買い手にきちんと伝えましょう。
これは、「告知義務」です。
この告知を借り手や買い手が受けた際に、お祓いをしているかを重要な確認ポイントとしてチェックします。
チェックされたときに、しっかりお祓いをしていることを伝えれば、売却でも賃貸でも交渉が有利になります。

□お祓いはどこに依頼する?

お祓いはどこに依頼すれば良いのか分からない方もいらっしゃるでしょう。
最後に、お祓いの依頼先とそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

・神社や寺に直接依頼する

神社や寺に依頼するメリットは、自分で依頼先を選べることです。
そのため、故人が信仰していた宗教のところに依頼できます。
また、神社や寺に依頼することで丁寧にお祓いをしてもらえます。
近所の方にも安心してもらえるでしょう。

一方、デメリットはそれぞれの神社や寺によって金額にばらつきがあることです。
お祓いの金額は神社によって違うので、お祓い料金が思わぬ値段になることもあります。
そのため、きちんと値段を聞いておくことをおすすめします。

・業務提携をしている遺品整理業者に依頼する

遺品整理業者にお祓いを依頼するメリットは、遺品整理とお祓いの依頼を同時にできることです。
別々に依頼する必要がないので、手間を省くことができます。
業務提携をしている遺品整理業者は、お祓いの金額も含めた見積もりを作成してくれるので、金額を把握しやすいです

一方、デメリットは業者選びを間違えると見積もりと異なる金額を請求される可能性があることです。
遺品整理業者は、悪徳業者も多いので、きちんと見極める必要があります。

当社のように、遺品整理士認定協会から優良事業所として認定を受けた業者に依頼しましょう。

□まとめ

お祓いと供養の違いは、その対象が場所か物かという点です。
お祓いをすることで、遺族の方の気持ちを整理でき、近所の方にも安心感を与えることができます。
依頼先については、神社や寺に直接依頼する方法と遺品整理業者に依頼する方法があります。
故人の宗教を尊重したいという方はその宗教を信仰している神社や寺に依頼すると良いでしょう。

投稿者プロフィール

伊藤 輝夫
伊藤 輝夫代表取締役
クリーンアシストの伊藤輝夫です。
私たちは、遺品整理、生前整理、特殊清掃、家財整理、ゴミ屋敷の清掃、汚部屋の整理、御供養、御炊き上げなど様々なサービスを提供しております。
私たちの仕事は、ただ単に片づけることではありません。
お客様一人ひとりの状況や感情に寄り添い、心の整理もサポートすることに重点を置いています。

遠方にお住まいでスケジュール調整が難しい場合は動画や画像を用いた見積もり提出が可能でございます。
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私たちは、「片付け」をただの費用負担と捉えず、お客様が抱える負担を軽減する手段と位置づけ、ご自宅の品物を買取させていただくことで、実際に「助かる」と感じていただけるよう努めています。
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私たちクリーンアシストは、お客様の生活空間を清潔で快適な状態にするだけでなく、心の整理と癒しを提供することを大切にしています。
遺品整理や生前整理を通じて、故人の想いを大切にしながら、残されたご家族の新たなスタートを支えます。
特殊清掃や家財整理では、見た目の変化だけでなく、生活の質の向上を目指しています。
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