遺族が知るべきデジタル遺品を整理する方法と注意点を解説!

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遺族が知るべきデジタル遺品を整理する方法と注意点を解説!

故人が遺したデジタル遺品の扱いは、遺族にとって頭を悩ます課題の一つです。
故人が生前使用していたデジタル機器や、オンライン上のアカウント情報などのデジタル遺品を適切に処理することは、遺族の責務となっています。
しかし、デジタル環境に不慣れな方々にとっては、何から手を付けてよいのかさえ分からないことが多いのが現状です。
この記事では、そんなデジタル遺品の基本から整理のステップ、注意点を解説していきます。

□デジタル遺品の正体とは?

デジタル遺品とは、故人が残したデジタルデバイスやオンライン情報の総称です。
これには、パソコンやスマートフォンはもちろん、SNSのアカウントやクラウドサービスのデータなどが含まれます。
デジタルデバイスには、故人の連絡先や写真、そして思い出が詰まっています。

デジタルデバイス内にある単なるデータではなく、遺族にとって計り知れない価値を持つことも少なくありません。
故人のオンライン上の活動は、ブログやSNS、クラウドストレージにその痕跡を残しています。
これらの情報が外部に漏れることは、プライバシーの侵害につながるため、慎重な対応が求められます。

ネットバンキングや投資口座など、故人がオンラインで管理していた資産もデジタル遺品の一部です。
これらは相続財産となるため、適切な手続きを経て、遺族が管理する必要があります。
デジタル遺品の適切な処理を怠ると、相続漏れや情報漏洩などのリスクに直面する可能性があります。
故人のデジタル足跡をたどり、遺品としての価値を見出し、適切に処理することが大切です。

□デジタル遺品整理を行うステップをご紹介!

デジタル遺品の整理は、故人のデジタル足跡を丁寧にたどり、遺族が安心して次のステップに進めるようにするための重要なプロセスです。
では、実際にデジタル遺品整理を行うための4ステップを確認しましょう。

1.パスワードの解除から始める

デジタルデバイスのロックを解除することは、整理の第一歩です。
エンディングノートやメモにパスワードが記されていないか、まずは確認しましょう。
故人が生前に利用していたデジタルデバイスの全てを確認し、ロック解除のための情報を集めることが重要です。

パソコンやスマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスにはそれぞれ異なるパスワードが設定されていることが多いです。
そのため、一つ一つ確認し、アクセスする必要があります。

2.オンラインサービスの解約を忘れずに

故人が利用していたオンラインサービスを洗い出し、解約手続きを行います。
有料サービスの確認は特に重要で、未解約のままでは費用が発生し続けることもあります。
故人がどのようなオンラインサービスを利用していたのか、メールや書類、デバイス内のアプリケーションを通じて徹底的にリストアップしましょう。
特に金融関連のサービスや定期購読サービス、クラウドストレージサービスなど、継続的な費用が発生するものには注意が必要です。

3.SNSアカウントは適切に処理を

SNSアカウントは「追悼の意を表するか」「削除するか」を検討し、各サービスの規約に従って対応します。
故人のSNSアカウントは、その人の人となりや交友関係を映し出す重要なデジタル資産です。

追悼の意を表すためにアカウントを残す場合は、プライバシー設定を見直し、故人を偲ぶ場として適切に管理することが大切です。
一方で、アカウントを削除する場合は、故人の遺志やプライバシーを尊重しながら慎重に手続きを進める必要があります。

4.デバイスの解約と初期化

スマートフォンの契約解除やパソコンの初期化は、個人情報の流出を防ぐためにも必要な手続きです。
スマートフォンやパソコンなどのデバイスは、故人の個人情報が詰まった重要なアイテムです。
契約解除を行う前には、データのバックアップを取り、必要な情報が失われないようにしましょう。
デバイスの初期化は、専門の知識を持つプロフェッショナルに依頼することで、データの復旧が困難になるよう適切に行われるべきです。

□デジタル遺品整理の注意点

デジタル遺品の整理は、故人のプライバシー保護と遺族の権利保護のバランスを取りながら、慎重に行う必要があります。

*解約は慎重に

デジタルサービスの解約は、必要な情報を取得した後に行うことが重要です。
2段階認証などのセキュリティ機能が関連するサービスでは、特に注意が必要です。
解約によっては、他のサービスへのアクセスが困難になることもあるため、解約の順序とタイミングを慎重に選ぶ必要があります。

*パスワード試行は慎重に

パスワードの試行回数には限りがあり、間違え続けるとデータが失われる可能性があります。
デバイスによっては、セキュリティのために一定回数以上間違えるとデータが自動的に消去される設定になっている場合があります。
そのため、試行は最小限に留め、専門家のアドバイスを求めることが賢明です。

*データの完全消去を確認

デバイスを売却や譲渡する前には、データが完全に消去されていることを確認しましょう。
データ復旧の可能性を排除するために、専門のソフトウェアを使用してデータを完全に消去することが推奨されます。

□まとめ

デジタル遺品の整理は、故人の意志と遺族の権利を守るために不可欠です。
適切なステップと注意点を理解し、丁寧に行うことで、トラブルを避け、故人のデジタル足跡を尊重できます。
この記事が、デジタル遺品に直面した際の一助となれば幸いです。

投稿者プロフィール

伊藤 輝夫
伊藤 輝夫代表取締役
クリーンアシストの伊藤輝夫です。
私たちは、遺品整理、生前整理、特殊清掃、家財整理、ゴミ屋敷の清掃、汚部屋の整理、御供養、御炊き上げなど様々なサービスを提供しております。
私たちの仕事は、ただ単に片づけることではありません。
お客様一人ひとりの状況や感情に寄り添い、心の整理もサポートすることに重点を置いています。

遠方にお住まいでスケジュール調整が難しい場合は動画や画像を用いた見積もり提出が可能でございます。
また、清掃したお家を売却や賃貸などの不動産として活用する場合は、リフォームを行なったり、活用のサポートをしたりなど柔軟に対応いたします。

私たちは、「片付け」をただの費用負担と捉えず、お客様が抱える負担を軽減する手段と位置づけ、ご自宅の品物を買取させていただくことで、実際に「助かる」と感じていただけるよう努めています。
さらに、社会貢献活動として被災地への毛布寄付なども行っており、地域社会への貢献も忘れません。

私たちクリーンアシストは、お客様の生活空間を清潔で快適な状態にするだけでなく、心の整理と癒しを提供することを大切にしています。
遺品整理や生前整理を通じて、故人の想いを大切にしながら、残されたご家族の新たなスタートを支えます。
特殊清掃や家財整理では、見た目の変化だけでなく、生活の質の向上を目指しています。
ゴミ屋敷や汚部屋の清掃は、ただ清潔にするだけでなく、お客様が新しい生活を送りやすい環境を作るお手伝いをします。

私たちは、一つ一つの作業を丁寧に、そして心を込めて行います。お客様一人ひとりのニーズに合わせた柔軟なサービスを提供することで、より良い生活空間の作り出すことを目指します。
クリーンアシストは、お客様の「清潔な空間での新生活」を全力でサポートします。

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