空き家の片付け費用はどれくらい?内訳や相場を解説

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空き家の片付け費用はどれくらい?内訳や相場を解説

空き家の片付けは、想像以上に費用がかかる場合があります。
老朽化による修繕や、大量の不用品処分、そして専門サービスへの依頼など、様々な要素が絡み合い、費用は大きく変動します。
今回は、空き家の片付けにかかる費用について、具体的な事例を交えながら解説します。

空き家の片付け費用の相場・内訳

家の広さ別の費用相場

空き家の片付け費用は、まず家の広さが大きな影響を与えます。
一般的に、30坪程度の戸建て住宅の場合、片付け費用は30万円~100万円程度と幅があります。

これは、家の状態や作業内容、不用品の量などによって大きく変わるためです。
例えば、50坪を超える大型住宅では、100万円を超える費用がかかることも珍しくありません。
一方、小さなアパートやマンションであれば、5万円~30万円程度で済むケースもあります。
ただし、これはあくまで目安であり、具体的な費用は現場調査に基づいて見積もりを取る必要があります。

作業内容別の費用内訳

空き家の片付け費用は、大きく分けて「不用品処分」「清掃」「解体」の3つの作業に分けられます。

不用品処分費用は、不用品の量や種類によって変動し、大型家具や家電が多いほど高くなります。
清掃費用は、建物の汚れ具合や広さによって異なります。
特に、長期間放置された空き家は、カビや害虫の駆除が必要となる場合もあり、費用が嵩む可能性があります。
解体費用は、建物の構造や大きさ、解体方法によって大きく異なります。
解体が必要な場合は、別途、専門サービスに依頼する必要があり、高額な費用が発生することが予想されます。

家の状態による費用の増減

家の状態も費用に大きく影響します。
長期間放置された空き家は、腐食や劣化が進んでいる可能性があり、その修復費用が追加される場合があります。
また、シロアリ被害や、雨漏りによる建材の腐敗など、予想外の修繕が必要となるケースも見られます。
さらに、危険物(アスベストなど)の処理が必要な場合、専門サービスへの依頼が必要となり、費用が大幅に増加することがあります。

不用品の種類と量による費用の変化

不用品の種類と量も費用に影響を与えます。
大量の不用品がある場合、処分費用が高くなるのは当然です。
また、廃棄物として処理できない特殊な不用品(医療廃棄物など)がある場合、専門サービスへの依頼が必要となり、費用が大幅に増加する可能性があります。
例えば、大量の家具や家電、大量のごみなど、処分に手間のかかるものが多いほど費用が高くなる傾向があります。

空き家片付けの費用を抑えるには?

不用品を売却・リサイクルする

不用品を売却したり、リサイクルに出したりすることで、処分費用を削減できます。
古着や古本、家具、家電などは、リサイクルショップやインターネットオークションなどで売却可能です。
また、自治体によっては、不用品回収の際にリサイクル可能なものを分別回収してくれる制度があります。
事前に確認して活用することで、費用を抑えられます。

自治体の助成金制度を活用する

一部の自治体では、空き家対策として、片付け費用の一部を助成する制度があります。
自分の住んでいる自治体のホームページなどで、助成金の有無や申請方法を確認し、活用を検討しましょう。

片付けの一部を自分で行う

できる範囲で自分で片付けを行うことで、費用を抑えることができます。
例えば、不用品の整理や簡単な清掃などは、自分で行うことが可能です。
ただし、危険な作業や専門知識が必要な作業は、専門サービスに依頼することが重要です。

空き家片付けでよくあるトラブルと注意点

悪質な不用品回収サービスに注意

不用品回収サービスを選ぶ際には、十分に注意が必要です。
悪質なサービスの中には、高額な料金を請求したり、不当な追加料金を請求したりするものも存在します。

また、契約前に、料金体系や作業内容をしっかりと確認しましょう。
不明な点があれば、遠慮なく質問することが大切です。

追加費用の発生

契約時に提示された金額以外にも、追加費用が発生することがあります。
例えば、予想外の不用品が出てきた場合や、建物の状態が悪く、追加の作業が必要になった場合などです。
契約前に、追加費用が発生する可能性とその目安について、しっかりと確認しておきましょう。

近隣住民とのトラブル

空き家の片付け作業を行う際には、近隣住民とのトラブルに注意が必要です。
作業時間や騒音、ゴミの処理などについて、近隣住民への配慮を忘れずに行動することが重要です。
事前に近隣住民に挨拶を行い、作業内容やスケジュールを説明することで、トラブルを未然に防ぐことができます。

まとめ

空き家の片付け費用は、家の広さ、状態、作業内容、不用品の量など、様々な要素によって大きく変動します。
費用を抑えるためには、不用品の売却・リサイクル、自治体の助成金制度の活用、自分自身でできる範囲の作業を行うなどの工夫が重要です。
また、悪質なサービスや追加費用、近隣住民とのトラブルなど、注意すべき点にも十分に気を配る必要があります。
この記事を参考に、賢く費用を抑え、スムーズに空き家の片付けを進めてください。

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